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8月31日の舞台に並んだ楽器 ・イタリアンヴァージナル ・イタリアンチェンバロ ・フレミッシュ1段チェンバロ ・ミートケ・ジャーマンチェンバロ ・フレミッシュ2段チェンバロ ・ジルバーマンモデルのクラヴィコード ・クリストフォリのピアノ ・ジルバーマンのピアノ ・ヴァルターのピアノ ・ツンペのピアノ ・スタインウェイのモダンピアノ 9月7日に使用予定の楽器 ・ジルバーマンモデルのクラヴィコード ・ツェルモデルのチェンバロ(足鍵盤付き) ・ジルバーマンのピアノ ・ヴァルターのピアノ ・ツンペのピアノ ・ブロードウッドのアンティークピアノ ・モノコード など 私は、20数年前にはチェンバロなんてどれもおんなじ(アハハ)なんて思っていて、 ずいぶん失礼なヤツだったんです。 それが、ピアノに比べてチンチラリンとした音だと思ったのから始まって、 シャラランとかジャラーンな音の楽器もあるのねとか、 私の好きな和音崩しを多用できるのねとか、 何より大好きな即興と作曲的要素が演奏に込められるのねとか、 ちょっとずつちょっとずつ嵌りこんでしまい、 楽器のメンテナンスも好きになって、 今では楽器のタイプを迷わず書いているから驚きです。 蓋の開け閉めでクレッシェンドさせるのも楽しんじゃっています。 弦の種類による倍音の差も聞き分けてしまうようになって、 便利なような不便なような。 もともとの絶対音感が邪魔になり、未だにピッチの微妙な変化に めまいを感じる時があるものの、それぞれのピッチでの美しさも 理解できるようになりました。 8月31日のレクチャーの感想の中に、 「チェンバロを初めて聴きました」という方の感想がいくつか入っていました。 チェンバロは、既によく聴いている楽器という方から、初めてという方まで、 様々な感想が寄せられました。 どの感想にも最後に、武久氏に対する熱いメッセージが込められていました。 ありがたいことです。 これからも「チェンバロは初めて」という視点と感触を忘れずに、 ピアノとチェンバロ双方の理解が深まり、知識が広まるような企画を 続けてゆきたいと思っております。 たまたま、私は子供の頃からチェンバロの姿も音も知っており、 パイプオルガンを専門とされている先生にピアノの初歩を習ったため、 オルガンにも親しみはあったのですが、 自分が扱う楽器としてはもっぱらピアノが中心で、 チェンバロの知識を深める気力は大人になるまで持ち合わせませんでした。 子供時代、一応熱心ではあったピアノの練習がひと段落すると、 町中ではありましたが大きな河畔の森を駆け抜け、 崖を走り降りて河原で石投げに興じ、 昆虫採集や植物採集、化石堀りなんかに行って 飛んだり跳ねたりくぐったり、 暗くなるまで鉄砲玉のように遊んでいたのでした。 もちろん帰ってからはまた寝るまでピアノ漬けでしたけれど。 同じ頃、武久氏は「僕はチェンバロ博士になる!」と心に誓って 吸い取り紙の如く、知識を吸収してテレビにも出演。 もちろんピアノも熱心に練習をして、子供コンクールなどに出ていたそうで、 この差は大きい! しかし、そうは行ってもやはり子供、武久氏にも子供時代のほほえましい エピソードはあります。 小さいときにはおままごとをしていたとか、 自転車に乗っていて頭から田んぼに突っ込んだとか。 二人に共通しているのは、かなり危険なことまでして遊んだという点ですか。 子供の頃に武久氏ほど勉強していたら、もうちょっとマシな人間になっていただろうにと、 私は今更ながら悔やまれますが、遊びのダイナミックさでは負けていません。 というわけで(脈絡はずれっぱなしですみません)、 書き出してみると7日にもずいぶんたくさんの楽器を 見て、聴いて、触れるということになっていますね。 「鍵盤」と一口に言っても、これが同じ「鍵盤」というもの?と思うぐらい 違いのあるそれぞれの楽器。初めての方も是非触ってみてください。 武久氏の名演奏も楽しみです。 |
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